「音信不通」だったトルコ代表と連絡取れた 糸満市 事前合宿は協議継続


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東京五輪・パラリンピック会場の新国立競技場

 【糸満】東京パラリンピックの開催に伴う事前合宿で、糸満市が受け入れを予定する陸上競技トルコ代表と連絡が取れないとされていた件で、市は17日までに、トルコ視覚障がい者スポーツ協会と連絡が取れ、今後の交流の在り方や連絡体制についてオンラインで協議した。計画通り合宿するかどうかは検討中で、22日に再度話し合う予定。

 トルコ視覚障がい者スポーツ協会外交部のエレン・ユルドゥルム部長は15日、本紙の取材に対し「糸満市と友好関係の継続と強化を図りたい」と話した。感染状況などを踏まえて仮に合宿が中止になった場合でも、市が企画する交流事業にオンラインで選手やトレーナーを参加させることも想定しているという。

 連絡体制については「県や市との間で連絡に問題があるという認識はない」と述べた。一方、市の担当者は、連絡が取れない場合に在日トルコ大使館に連絡を取るように、県から指示を受けていたとして「早めに対応を取るべきだった」と述べた。その上で「トルコは日本とのつながりが強い。いろいろな形で交流していきたい」と話した。

 市は関係機関と情報共有を図り、連絡体制を強化していく。