来島者は「陰性または接種証明を」石垣市で7月から実施


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石垣市役所

 【石垣】石垣市の中山義隆市長は21日、市内で記者会見し、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、7月以降、空路による来島者に対して、72時間以内のPCR検査もしくは抗原検査による陰性結果の提示か、ワクチンの接種証明の提示を求める考えを示した。昨年制定した「市新型コロナウイルス感染症等対策条例」による要請。

 中山市長は「7月から8月にかけて人の移動が活発になり、市への入域観光客が増えると予想している。5月の大型連休では爆発的な感染拡大が起き、医療崩壊の直前までいく大変厳しい状況だった」と振り返った。「5月の苦い経験を繰り返すことがないよう、より実効性のある観光振興策を打ち出す必要がある」と語った。

 市は7月1日から当面の間、要件を満たした人が市内の飲食店などで、料金割引などのサービスを受けられる「あんしん島旅プレミアム・パスポート」を発行する。

 市条例に強制力はないものの、中山市長は「(検査を)強く願っている」と来島者に要望した。