激戦地土砂の辺野古使用に反対、具志堅さん抗議を配信 ハンスト4日目


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オンラインで南部土砂に反対と訴える具志堅隆松さん=22日

 沖縄防衛局が県に提出した、名護市辺野古の新基地建設に関する設計変更申請を不承認とするよう玉城デニー知事に求める、沖縄戦遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松さんのハンガーストライキ(ハンスト)は22日、4日目を迎えた。

 具志堅さんはハンストを続ける糸満市の平和祈念公園で、沖縄戦の戦没者の遺骨が残る南部土砂を使用することに反対するオンライン抗議をZOOMで配信した。「沖縄戦で亡くなった人の血が染みこんだ土砂を使用するのは、非道徳的な行いだ」と批判した。

 配信に参加した、元在沖米海兵隊員で国際政治学者のダグラス・ラミスさんは「南部土砂には米軍人の遺骨も含まれているはずだ。米国防省には遺骨を回収して遺族に返す専門の局があり、具志堅さんの訴えを手紙にして送った。返答を待っている」と話し、今後の動きに期待した。