金沢で遺骨土砂意見書 市議会、埋め立て不使用要求


社会
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糸満市米須の土砂採取場所(右中部分)=2021年5月(小型無人機で撮影)

 石川県金沢市議会(久保洋子議長)は21日の本会議で、沖縄戦戦没者の遺骨などが混入した土砂を埋め立てに使わないことなどを求めた意見書を、自民会派などを含む全会一致で可決した。同様の意見書の可決は県外では初めてとみられる。同県珠洲市でも市民運動をきっかけに意見書採択の動きがあるという。

 意見書は沖縄本島南部地域が「わが国唯一の沖縄戦跡国定公園として指定されている」とし、今も遺骨収集が行われていることを紹介した。沖縄県議会の意見書を踏襲した内容となった。