県外との接触による感染が増加傾向 沖縄県内、コロナ96人新規感染(6月24日朝) 


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新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県は23日、新たに10歳未満から90代以上までの96人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。累計は2万328人。20日連続で前週と同じ曜日を下回り、7日連続で2桁となったが、県の糸数公医療技監は、県外との接触による感染がやや増えてきているとして「人流が沖縄に向いてくるのではないかとも懸念している」と説明した。

 新規感染者の年代別は多い順に40代15人、20代14人、30代13人、10代と50代が各11人など。市町村別では那覇市24人、沖縄市と浦添市、中部保健所管内が各15人、南部保健所管内10人など。

 推定感染経路が判明しているのは40人で、内訳は家庭23人、施設10人、職場と知人が各3人、飲食1人。

 米軍関係は1人の感染が県に報告された。米軍関係者の累計は1447人。

 那覇市の県立武道館で22日に始まった県のワクチン広域接種について、予約時間より早く訪れる県民が多く行列ができたことから、県は時間通りの来場を呼び掛けている。県立武道館と宜野湾市の沖縄コンベンションセンターの2施設での広域接種について、県は運用期間を11月まで延長して接種に対応する。

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