那覇高の野球部員、島田叡元知事の顕彰碑を清掃


この記事を書いた人 アバター画像 大城 周子
顕彰碑を清掃する那覇高校の野球部員たち=22日、那覇市の奥武山公園

 「慰霊の日」を翌日に控えた22日、那覇高校1、2年の野球部員ら10人が沖縄戦当時の県知事だった島田叡氏の顕彰碑を清掃した。雨が降る中、部員らは顕彰碑を丁寧に磨いた。

 兵庫県出身の島田氏は沖縄本島への米軍上陸が迫る1945年1月に県知事に就任。県民保護や食料確保に尽くし、同年6月末に糸満市摩文仁で消息を絶った。顕彰碑は島田さんの功績継承を目的に2015年に那覇市の奥武山公園に建立された。

 2年生の松田侑さん(16)は「県民のために動いた島田さんに感謝の思いを込めて掃除した」と語った。