沖縄県は24日までに、県内2会場で実施している新型コロナウイルスワクチンの「広域接種」について、65歳以上の高齢者のほかに警察官や介護従事者も対象に加え、接種を開始した。2会場のうち宜野湾市の沖縄コンベンションセンターでは予約の空きが目立っていたことから、社会基盤を支えるエッセンシャルワーカーも優先して接種を受けられるよう調整し、枠が埋まるようにした。
県によると、24日時点の広域接種の6月分予約は、県立武道館が5050枠のうち5025(99・5%)が埋まっている。
沖縄コンベンションセンターは8560枠のうち、高齢者5588人に加え、警察官や介護従事者ら2128人の計7716人(90・1%)の予約が入っている。
政府がワクチンの職場接種と自治体の大規模接種の申請受け付けを一時停止すると発表したことに関し、県の糸数公医療技監は24日、県内の接種への影響について「国に内容を精査して確認している」と説明するにとどめた。