青空キッチンカー出発!カット野菜や総菜など販売 久米島


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青空キッチンの出発式に参加する(左から)上江洲幹子さん、池原久美子さん、大田治雄町長、中根みすずさん、上月有紀さん=5月11日、久米島町役場正面玄関

 【久米島】沖縄県久米島町役場正面玄関で5月11日、過疎地域等自立活性化推進交付金を活用したキッチンカー「青空キッチン」の出発式が開かれた。

 青空キッチンカーは毎週火曜日から木曜日に久米島町商工会駐車場でカット野菜や総菜、飲み物、焼き野菜などを販売している。

 青空キッチンを運営するくめじまマルシェ・結人舎代表の池原久美子さん(37)は「地産地消の魅力は、作っている人が分かるので安心して食べられること。取れたてのものをすぐ食べれて、新鮮で栄養価が高くておいしいのが久米島野菜の魅力。地産地消をより身近に、より手軽に感じていただける活動をしていますので、遊びに来てください」と語った。

 久米島町では島内で生産されるが、流通に乗らない野菜を集約し、島内外に販売する体制づくりを目的とした地産地消推進事業を展開している。その一環で、直売市や島内ホテルの取引、ECサイト(インターネットでの販売)による島外への販売や、付加価値を高める商品開発などを実施してきた。

 さらなる地域内消費向上と、高齢者の見守り環境づくりを含めた新しい取り組みとして、本年度からキッチンカーを導入し、より身近に島の野菜を消費してもらう体制づくりに取り組んでいく。
 (山口英憲通信員)