石垣の野生化牛を駆除へ 石垣市住民投票訴え却下「残念」<県議会代表質問詳報>


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沖縄県議会(資料写真)

■環境 石垣の野生化牛 駆除へ計画変更

次呂久成崇氏 石垣市北部の野生化牛について。50~60頭いると言われ人間にも向かってくる。死亡牛の処分問題もある。

崎原盛光農林水産部長 石垣市北部の県道で2月、野生化した牛と軽自動車の衝突事故があり軽自動車が全損した。市が野生化牛を駆除できるよう県は石垣市鳥獣被害防止計画の変更を承認した。処分後の対応は相談に適宜対応している。

玉城ノブ子氏 ウミガメが産卵する糸満市米須海岸の漂着ごみへの対応は。

松田了環境部長 海岸管理者、市による回収処理が円滑に進むよう支援する。

 

■基地 石垣市住民投票 訴え却下「残念」

西銘純恵氏 石垣島への自衛隊配備計画を巡る住民投票への見解は。

金城賢知事公室長 石垣市での住民投票の実施を求める訴訟で、要件を満たさないとして投票実施義務の有無に関する実質的な審理が行われることなく、訴えが却下されたことは残念だ。

平良昭一氏 米軍北部訓練場跡地の環境保全は。

松田了環境部長 廃棄物が発見された場合、沖縄森林管理署との協定に基づき沖縄防衛局は撤去、原状回復を行うこととなっている。沖縄防衛局に情報提供するなど、連携して対応し、定期的な情報交換の場の設定を検討する。