南都(那覇市、大城宗直社長)が運営する南都酒造所(南城市)はこのほど、県産シークヮーサー果汁や泡盛などを使用した「琉球レモンサワー」(アルコール度数5%)を刷新し、新発売した。甘味の原材料を添加物の「きび粉糖」から無添加の「きび蜜」に変更した。
新型コロナウイルスの影響で家飲み需要が高まる中、安心・安全な無添加のレモンサワーを全国にアピールしていく。
同商品は20年に約42万本を販売した。同酒造所の我那覇生剛工場長は「琉球レモンサワーの販売数量は今年間違いなく伸びていく。年間72万本、1億円を目標に販売していきたい」と強調する。
やんばる産シークヮーサー果汁8%と、北部製糖が製造した県産サトウキビを原料としたきび蜜、減圧蒸留の泡盛を使用する。酸味料や香料、着色料、人工甘味料は使用していない。
350ミリリットルで参考価格は県内が253円、県外が262円。県内外の卸業者やコンビニ、スーパーなどで販売している。