休校期間中のオンライン学習 沖縄県内の小中、半数が実施 県立高校は9割


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 県教育委員会は29日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月に約2週間休校した学校のうち、タブレット端末などを活用したオンライン学習を実施したのは、小学校で45・4%(207校中94校)、中学校で49・1%(108校中53校)、県立高校で90・2%(61校中55校)、特別支援学校で80%(20校中16校)だったことを明らかにした。仲田弘毅氏(沖縄・自民)の質問に答えた。

 小中は約半数、高校や特支も多くの学校で実施できたことから、金城弘昌教育長は「一定程度、支援できた」と評価した。
 今回の調査結果について県教委は「課題は残っていてもできることから始めようと取り組んだ先生がとても多かった。前回の休校では、生徒の学びの保障だけでなく、生活習慣の乱れも懸念された。オンラインの実施は今後も積極的に進むだろう」と話した。

 本紙は休校直前の4日に、各市町村教委に休校期間中の学習方法を調査した。市町村として全面的に実施可能だと答えた自治体はゼロだった。県教委関係者も実施は困難との見方が強かった。