西武・平良が39試合連続無失点 プロ野球新記録を15年ぶり更新


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西武の平良海馬=2月、宮崎県日南市南郷町の南郷スタジアム

 プロ野球西武の平良海馬投手(21)=八重山商工高出=が1日、福岡ペイペイドームで行われたソフトバンク15回戦で39試合連続無失点とし、プロ野球記録を15年ぶりに更新した。6月28日のソフトバンク戦で、2006年の藤川球児氏(阪神)が持つ38試合連続無失点のプロ野球記録に並んでいた。

 平良の無失点試合は開幕から継続中。6月13日には開幕から32試合連続無失点として1950年以降のセ、パ両リーグ新記録を達成し、更新を続けている。

 この日のソフトバンク戦は、1-0のリードで迎えた九回裏で登板。先頭打者を三球三振の空振りで打ち取るも、続いて2者連続で安打を許しピンチを招く。ただ、味方の好守も味方し、最後は左邪飛で新記録を達成した。試合後のヒーローインタビューで「結構危なかったが、良かった。無失点で帰ってこられるように、いつもと同じ気持ちで登板した。本当にうれしい」と語った。

 石垣市出身の21歳。2017年のドラフトで西武から4位指名を受け、翌年入団。昨年7月には日本選手6人目となる160㌔をマークした。6月16日には、東京五輪の野球日本代表に初選出された。背番号61。