県出身のシンガーソングライター・nacil(ナシル)と、ジョニー宜野湾が6月15日、デュエット曲「カンパイ沖縄」をリリースした。ナシルとミュージシャンの中山和歌子が作詞し、ジョニー宜野湾が作曲した。にぎやかで活気のある酒席の風景やアーケードのある市場を描いた歌詞に、軽快なサウンドが溶け合った心躍る作品に仕上がっている。
ナシルが6月18日に琉球新報社を訪れ、新作を紹介した。ナシルは新型コロナウイルスの感染拡大で飲食店が苦境に立たされていると言及し、感染拡大の収束を願い作詞をしたと話した。「カンパイできる場の復活に期待を込め、この曲で飲食店にエールを送り街を盛り上げたい」と意欲をみせた。
ジョニー宜野湾は「曲を作る時、言葉でのリズムに引き出されるのですが、『もーれアモーレ沖縄』という詞を見たときにもーれという沖縄の踊れという言葉とアモーレのような情熱的な言葉のイメージが沖縄にぴったりだなと想い、あのメロディーになった」とコメントを寄せた。
CDはナシルとジョニー宜野湾のデュエット版、ナシルの独唱など3バージョンを盛り込んだ。CDは税込みで1100円。ネットでの購入は通販サイトBASEで「カンパイ沖縄」と検索。高良レコード、島村楽器、キャンパスレコード、ナゴラブなどで販売している。