【石垣】「生理用品を女子トイレに配置してほしい女性有志」のメンバーら5人は29日、石垣市教育委員会を訪れ、生活困窮の女性支援策として、市内の全小中学校の女子トイレ個室や市施設の女子トイレ個室に無料の生理用品を設置するよう求めた=写真。
市議会6月定例会の一般質問で、市教委の天久朝市教育部長は学校トイレへの生理用品設置に関する質問に「学校現場との調整が必要だ」と答弁していた。これに対し有志の普天間明日香さんは要請文を読み上げ、市内には観光関連業で働く人が多く、コロナ禍で貧困に陥っている家庭が増えている可能性があると指摘。有志らは「生活苦になっても生理は止まらない。迅速な対応を期待している」などと意見を述べた。