「100%の努力を表現」バスケ五輪代表、渡邉飛勇 バレーで代表目指した過去も


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渡邉飛勇(JBA提供)

 バスケットボールの東京五輪男子日本代表が6日、オンラインで取材に応じ、B1琉球ゴールデンキングスに今季から加入した渡邉飛勇は、代表入りについて「努力が報われたのはすごいうれしい」と喜びを語った。

 キャプテンを任された渡辺雄太(ラプターズ)は「自国開催でできる五輪は一生に一度。リーダーシップを発揮し、オールラウンドな活躍ができたらと思う」と力強く意気込みを語った。

 ガード富樫勇樹(千葉)は身長167センチと小さな体で屈強な海外選手に挑む。「身長差があっていい意味で目立つ。守備でマイナスにならないように努力し、スピードを生かしたい」と声を弾ませた。まだチームに合流していない八村塁(ウィザーズ)は日本協会を通じ「夢に見た舞台でプレーできるのが楽しみ」とコメントした。


【一問一答】メンタル強化しキングスに貢献

 渡邉飛勇選手の一問一答は次の通り。

Q.代表内定の感想は。

 「実感が湧いていないけど、強い気持ちで合宿に臨んでいたのですごくうれしい。(19年の)ワールドカップはメンバーに残れなかった。けがもあった。いろいろな過程があり、努力が報われたことがうれしい」

Q.前はバレーボールをしていた。重なる部分は。

 「特にリバウンド面。バレーはブロッキングの練習を結構やるから、ジャンプするタイミングが身に付いている」

Q.五輪出場を意識し始めたのは。

 「高校1年の日本語の授業で『オリンピック選手になりたい』と書いたが、その時はバレーの米国代表としてだった。19年に熊本でのイベントでプレーしたのをきっかけに、日本人のバスケ選手として五輪に出たいと考えるようになった」

Q.来季から琉球でプロキャリアを始める。五輪での経験をどう生かすか。

 「メンタル面が一番大きい。毎日いい準備をして、万全の状態で挑むことが大事。毎日100パーセントの努力をし、オリンピックでメンタル面を身に付け、シーズンに生かしたい」

Q.沖縄アリーナでの強化試合で、キングスのファンに見せたいプレーは。

 「自分が100パーセントの努力をコート上で表現していることを楽しみにしてほしい」