那覇市議選投票率 最低46・4% 初の50%割れ 新型コロナ影響も


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投票箱をひっくり返し開票作業をする職員ら=11日、那覇市民体育館

 11日投開票された那覇市議会議員選挙の投票率は46.40%と過去最低だった。前回の51.20%を4.80ポイント下回り、2回連続で最低記録を更新した。初の50%割れとなった。市選挙管理委員会は、投票率アップに向け、子どもから大人に投票を呼び掛ける形の選挙啓発にも取り組んだが、結果に結び付かなかった。新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言下での選挙となったことも影響したとみられる。

 今回の市議選には、定数40に対して前回より4人少ない63人が立候補した。期日前・不在者投票率は19.07%と、前回の16.85%より2.22ポイント増えた。当日の投票率は27.33%と伸び悩み、全体を押し下げる結果となった。

 性別でみると、女性が24.92%と男性の21.48%を3.44ポイント上回った。当日有権者数は25万4138人で前回の25万5081人より943人減少した。

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