11日投開票の那覇市議会議員選挙で投票率が46.40%と過去最低を更新した沖縄県那覇市。市長選や県知事選、県議選など、県内の各種選挙でも那覇市の投票率は軒並み下がり続けており、低下に歯止めが掛からない状況が続いている。
選挙権年齢が18歳以上になって初の市議選となった前回2017年は有権者数が増えた一方、投票率は51.20%と過去最低だった。今回は新型コロナウイルスの影響を受けた緊急事態宣言下の選挙となり、投票率はさらに低下した。
那覇市の各種選挙の投票率は、直近に行われた県議選が2020年で44.42%、16年の51.37%から6.95ポイント下がった。
那覇市長選の減少幅は大きく、18年が48.19%で、14年の65.25%から17.06ポイント低下した。知事選は18年が63.18%で、14年の65.86%から2.68ポイント下がった。
一方、衆院選(小選挙区)は17年が57.19%で、14年の56.17%から1.02ポイント上昇、参院選(選挙区)は19年が50.63%で、16年の55.63%から5.0ポイント下がった。
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