県歯科医師会長に米須氏 女性全国初 「口の健康維持努める」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
米須敦子氏(提供)

 沖縄県歯科医師会の会長に、米須敦子さん(58)が就任した。同会によると、女性会長は全国で初めて。6月27日の定時議員会で選任された。米須会長は「口腔(こうこう)ケアは健康寿命の延伸にもつながり、必要とされている診療科。コロナ禍においてもしっかり取り組んでいきたい」と抱負を語った。

 米須会長は、新型コロナウイルスの流行した昨年以降、県内の診療現場でクラスター(感染者集団)が発生していないことを強調し、「通常の感染対策と合わせたコロナ対策を継続しており、感染に強い診療科と示された」と説明した。子どもの虫歯本数については、沖縄は全国平均より上回るものの「継続した健診で本数は減ってきている。子どもの口の健康も維持できるように努めていきたい」と語った。