沖縄戦遺骨土砂の使用に「元軍人の会」が抗議 米国防総省機関へ


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遺骨が混じった土砂の米軍基地建設への使用に反対し、決議案を提出した「平和を求める元軍人の会―琉球沖縄・国際支部(VFP―ROCK)」の関係者ら=日午後、県庁

 国際平和団体の「平和を求める元軍人の会―琉球沖縄・国際支部(VFP―ROCK)」は15日、県庁記者クラブで会見し、沖縄戦の戦没者遺骨が含まれる土砂を米軍基地建設に使うことに反対する決議案を、米国に本部を置く「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」に提出したと発表した。8月12日からの総会で採決される見込み。

 宛先は米国防総省の「戦争捕虜・戦中行方不明者捜索統合司令部」(DPAA)。文案では、沖縄戦で200人以上の米軍人が行方不明になっている事実はDPAAも認めているとして、「埋め立てに行方不明者の遺骨混じりの土砂を用いるのは忌むべきであることは、(VFPとDPAAの)双方ともに同意できるだろう」と記している。