第一航空の西洞院満寿美社長は15日、21日からチャーター方式で運航を再開する那覇―粟国便の定期便化について「最短で来年春か夏になる」と述べた。謝花喜一郎副知事との面談後、報道陣の取材に答えた。石垣―多良間、波照間路線については、早ければ年内に就航したいとの考えを示した。ただ、人員や機体整備などを調整する必要があるため、実現時期は不透明な部分もある。同社は、機体の整備拠点を大阪府の八尾空港に置いているが、県内で整備体制を整えることも検討する。粟国や波照間、多良間便で採算は取れないと考えており、別の収入を検討し黒字化を目指す。
第一航空は13日、那覇―粟国便の運航再開を正式に発表した。毎週月、水、土曜日に1往復する。予約がない場合は運航を見合わせる場合がある。県によると、早期就航を優先するため、当面は運航費への国庫補助対象外となるチャーター方式で運航し、定期便への移行後に国に補助の承認を求める計画だ。