沖縄米軍の基地従業員4割がコロナワクチン接種


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
米軍によるワクチン接種を受ける基地従業員(中央)=16日、キャンプ・フォスターの海軍病院

 米軍は16日、キャンプ瑞慶覧(フォスター)内の海軍病院で基地従業員への新型コロナウイルスワクチン接種の様子を公開した。この日だけで約400人への接種を予定しており、ほとんどが2回目だった。15日現在、在沖米軍の従業員9千人の4割に当たる約4千人が接種しているという。

 基地従業員への接種は、米モデルナ社製を使用。接種が済んだ従業員の情報は、日本政府を通じて在住の自治体に報告される。米軍関係者用にはファイザーやジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製も使っている。

 普天間飛行場の航空運用本部で働く當山武俊さん(53)=那覇市=は2回目の接種を受けた。「自治体と比べて早く打てる方を選んだ」と語った。

 海兵隊によると、県内で2回の接種を終えた米軍構成員は3万9千人に上る。