宮古島市の座喜味一幸市長は25日、市役所で会見し、台風6号による農林水産物や公共施設などの被害(速報値)が総額で約2億6900万円あったと発表した。座喜味市長は「これから県とも連携して詳細を調査していく。さらに増えることも予想される」とした。
最も被害が出たのは農産物でサトウキビが約2億4千万円だった。次いでオクラが約1900万円。マンゴーが55万円だった。座喜味市長は「今回、暴風域が長く雨も降っていたので塩害も心配される。かん水作業で除塩をするよう呼び掛けていくが、被害が増えないことを願っている」と語った。
公共施設についてはフェンスの倒壊などがあったが被害程度は「幸いなことに、それほど被害は出なかった」とした。