玉城デニー知事は26日に沖縄県庁で緊急記者会見を開き、新型コロナウイルスの業種別感染者で飲食業に次いで多い建設業に対して、感染防止対策の徹底を呼び掛けるとともに、建設業界と協議を進め、エッセンシャルワーカーとしてワクチン接種を進める考えを示した。
県の対策本部会議が先週の感染者898人を分析したデータでは、業種判別が難しい「会社員」などを除いた分類で、飲食店53人、建設業41人、医療・介護29人、児童生徒が87人だったという。
玉城知事は、屋外作業時の建設作業員はマスク着用が難しく、出張の際は行動を共にする時間が長いとして「感染対策をより徹底する必要がある」と説明した。ソーシャルディスタンス(社会的距離)を守るとともに、仕事終わりの慰労会や会食などは「今は厳に控えていただきたい」と呼び掛けた。