第48回県中学校総合体育大会第2日は26日、県内各地で9競技が行われた。卓球の団体男子は中城、女子は西原東が優勝した。個人戦男子は玉城廉(長嶺2年)が3―2で玉城一真(石嶺2年)を破り、同女子は熊田陽茉梨(知念3年)が3―2で嘉陽田澪(西原東3年)に競り勝って頂点に立った。ソフトテニスは団体決勝リーグ戦があり、男子は名護、女子は東風平が優勝した。テニスの団体決勝男子は首里が高江洲に勝利し、女子は具志川東が石田を破って栄冠に輝いた。
熊田陽茉梨(知念)が大きな自信を得た。勝負どころで踏ん張り、雪辱を果たした。決勝の嘉陽田澪(西原東)には6月の国体県予選で1―3、3月の九州選抜で2―3で敗れていた。
この日もシーソーゲームで火花を散らした。「ミスが減るように振りを小さくした」と6月の負けからフォームを修正し、打ち方を変えた。さらに「強く打ち返されるのが怖くて前回は狙えなかった」という相手のフォアへも打ち込んだ。精度を高め、攻めの姿勢を貫いて勝利へとつなげた。
準決勝では、妹の陽花にリードされては追い付いての逆転勝ちだった。「家でも互いにぴりぴりしてて、朝も全然しゃべらなかった」と真剣勝負を制した。
「相手を揺さぶって動かし、最後は強いフォアを打ち込む」のが理想のプレースタイルだ。さらに進化を遂げるために挙げたのが「相手をしっかり見ること」。球筋の予測や駆け引き勝負で優位に立てると考えている。「自分のプレーに精いっぱいで、迷いが出た場面では強く打ち込まれた」と課題もある。
「嘉陽田さんに勝っての優勝だったのでうれしい。自分らしいプレーをして全国出場を目指したい」と九州での活躍を誓った。
(大城三太)