那覇市議会の新たな会派の届け出が27日に締め切られ、各会派の構成が決まった。野党の自民党は市議選で公認・推薦をした10人で会派を構成し、最大会派となった。与党のニライは複数政党などの8人で構成し、2番目に大きい会派となった。議長選挙は8月12日の臨時会で実施される予定。現時点で現議長の久高友弘氏(自民)以外に立候補する動きはなく、久高氏が続投する見通しだ。
ニライに所属するのは立憲民主党、社民党、政治団体「新しい風・にぬふぁぶし」の公認・推薦計6人と社大公認の平良識子氏、無所属の山田マドカ氏。
公明党は公認の7人、共産党は公認の5人でそれぞれ会派を構成する。市議選で下地幹郎衆院議員=無所属=の支援を受けた當間安則氏、奥間綾乃氏、宇根良也氏は「無所属クラブ」を結成した。無所属の上里直司氏、上原仙子氏が新たに「みんなの協働!」を結成した。前泊美紀氏と中村圭介氏は改選前に引き続き「無所属の会」で活動する。
屋良栄作氏(無所属)は取材に対し、当面は会派に所属しない意向を示しつつ、自民への復党について「将来的な可能性はある」とした。坂井浩二氏(無所属)、上原快佐氏(社大)は会派に所属しない。
新たな市議の任期は8月4日から4年間。副議長は公明とニライがそれぞれ自身の会派から出したい意向を示しており、選挙になる可能性がある。