「金メダル取って」ピンチを救った平良投手の登板に地元・石垣から期待の声 東京五輪


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日本―ドミニカ共和国 7回途中、青柳(12)と交代しマウンドに向かう平良=福島県営あづま球場

 【石垣】東京五輪の野球で、石垣市出身の平良海馬投手(八重山商工高出身、西武)が登板した28日、地元関係者らからは喜びの声が上がった。

 高校時代の平良投手を指導した元監督の伊志嶺吉盛さん(67)は「マウンドでも堂々としている印象だった。大したものだ。変化球主体の投球は彼の持ち味。石垣島の子どもがあんな大舞台に立っていることは、みんなに勇気を与える。見ている僕たちの方が楽しめる。次も頑張ってほしい」と褒めたたえた。

 小中高とチームメートだった愛知県在住の会社員、具志堅竜輝さん(21)は「すごい。七回2死一、二塁の場面で登板し、重圧をものともせずにぴしゃりと抑えた。もはや何でもできちゃいそうな勢いがある。金メダルを取ってほしい」と誇らしげに話した。

 平良投手が小学生の時に所属した真喜良サンウェーブ野球部で、コーチとして指導した現監督の高良真助さん(41)は「今日は職場のテレビで試合を見た。仕事中だったので、試合をずっと見るわけにはいかなかったが海馬のピッチングはしっかり見た。最初は自分が緊張していたが、チェンジアップで空振りを取れたので、いつも通りで大丈夫だと思えた。今日のピッチングなら次戦も大丈夫だと思う」と活躍を願っていた。