コープおきなわは28日、おきなわこども未来ランチサポート(運営主体・琉球新報社、おとなワンサード、日本郵便沖縄支社)に、台風6号の影響で組合員に届けることができなくなった牛乳や納豆などの食品、約2万点を寄贈した。今回で7回目となる。大量の冷蔵食品を保存するため、物流会社の沖縄急送が那覇市港町の冷蔵倉庫を貸した。同日、おきなわこども未来ランチサポートと県内の各社会福祉協議会が協力し、子ども食堂など約30団体に配布した。
物流会社が倉庫を貸し出すのは今回が初めてで、異業種間での協力が冷蔵商品の配布につながった。沖縄急送那覇港営業所の久志勇人所長は「物流会社ならではの協力で支援ができてうれしい」と話した。
コープおきなわは2020年から台風の影響で届けることができなくなった冷蔵食品をおきなわこども未来ランチサポートに寄贈してきたが、自社倉庫には日々新たな商品が届くため、保管スペースがなかった。
コープ沖縄の担当者は「今回、倉庫を貸していただいたことで、支援の輪が広がったと思う」と力を込めた。