沖縄徳洲会が解散し合併へ 10月、グループ内で


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 医療法人沖縄徳洲会(八重瀬町、安富祖久明理事長)が10月1日に解散し、医療法人徳洲会(大阪、同)と合併することが30日までに分かった。グループの本部機能を持つ一般社団法人徳洲会によると、意思決定の合理化や経費の削減、医師の応援など人材の活用をより活発化することなどが目的という。

 担当者は「沖縄県内での地域医療が(合併によって)揺らぐことはなく、資金が潤沢になることによる医療機器の更新や応援態勢の拡充などメリットが生じると思う」と話した。

 沖縄徳洲会は、2020年の県内企業売り上げランキングで、1446億5500万円で3位に入っていた。

 医療法人徳洲会は、2022年2月をめどに、グループの埼玉医療生協(埼玉)とも合併する予定で、71病院と約400の施設を有する国内最大の民間医療法人となる。