【南城】つる植物でガガイモ科ホヤ属の「サクララン」は葉っぱがランに似て花がサクラに似ていることから和名が付けられた。学名はHoya(ホヤ)という。手まりのような形がきれいである。一般的に、花弁の色は白か薄いピンクが多いが、ここのサクラランは花弁の色が濃いオーキッドカラーで、ビロードのような白い産毛が花弁の縁に付いて覆われている変わった姿で人の注意を引きつけている。
南城市佐敷の国道331号沿い佐敷郵便局近く「カフェ ベリーベリー」のオーナー嶺井和美さんが数年前に苗を2本購入して店の庭先で鉢植えにした。植えた当初は白と薄いピンクの花だったが、白い花は枯れ、片方は色がピンクより濃いカラーになって咲いた。原因は分からない。
店に来た客から「この花の名前は?」とか「普通のサクラランより色が珍しいね!」などと話題になっている(喜屋武幸弘通信員)