赤ちゃんニホンリス3匹、沖縄でスクスク こどもの国で初成功


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沖縄こどもの国で初めて繁殖に成功したニホンリスの赤ちゃんの「ちゃーぎ」=7月30日、沖縄市の同園

 【沖縄】沖縄こどもの国(沖縄市)で今年1月にできた展示エリア「里山の迷宮」で飼っているニホンリスのモミジ(雌1歳)とケヤキ(雄2歳)の間に、4匹の子どもが誕生した。出産は5月下旬ごろとみられ、巣箱から出てきた7月上旬ごろに確認された。こどもの国でのニホンリスの繁殖は初めて。

 生まれたのは「がじゅまる」と「くるち」の2匹の雄と、「でいご」と「ちゃーぎ」の2匹の雌。だが、がじゅまるは29日に死んでいるのが確認された。熱中症が原因とみられている。

 里山の迷宮エリアは、タヌキやキツネなど、絵本などによく登場するが、本土に生息するため、沖縄では見られない生き物をメーンに展示している。

 赤ちゃんリスたちの成長は早く、既に親とあまり変わらないほどの大きさに成長してきている。現在園で飼育している3匹のうち、「ちゃーぎ」は若干視力が弱いが、園は「他の子どもたちと同様にたくさんご飯を食べているので成長を見守りたい」としている。