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自由な発想でいろいろな釣りを楽しむ大城恒雄さん。2年ほど前から息子の典知(てんち)さんを連れて釣りに行くようになった。7月18日も、典知さんと高校時代の友人の3人で午前5時の便で那覇一文字に渡った。
恒雄さんはタマン狙いをしながら、子どもたちは退屈をしないように胴突き仕掛けで小魚を釣る作戦を立てたが、アカジンを釣った餌が少し変わっていた。
毎日のように釣り人が訪れる那覇一文字。タマン狙いの餌は、ぶっ込み釣りでは魚の切り身やシガヤーダコ、カゴ釣りではオキアミやキビナゴなどが多く使われている。タマンも毎日同じような餌では飽きてしまうだろうと考えた。スーパーなどで売られているバナメイエビを餌に仕掛けを投入してアタリを待った。
午前8時50分ごろにチョコチョコと小魚が餌を突っつくような当たりがあったので、即座に合わせると、ずっしりとした重みが加わったが、タマンの引きとは違うので慎重にやり取りして魚を浮かせると、海面に2.37キロのアカジンが浮いた。新しい発想で釣れたうれしい外道にも典知さんは大興奮。しかし、用意したバナメイエビがなくなったので、キビナゴを2匹掛けて仕掛けを投げ込むとすぐにアタリがあったので、今度は典知さんがファイト。中学1年生の彼には少し手ごわい魚だったが、海面に浮いたのは、1.3キロのアカジンだった。
(おきなわ釣り王国社・仲栄真修)
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