大田元知事の功績を後世に 地元・久米島で顕彰期成会が設立


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大田昌秀元県知事の顕彰事業設立発起人を代表し、あいさつする大田治雄久米島町長=7月29日、久米島町複合型防災・地域交流センターほんのもり(提供)

 【久米島】久米島町山里出身で元県知事の大田昌秀氏の功績を後世に残そうと「大田昌秀先生顕彰事業期成会」の設立総会が7月29日、久米島町複合型防災・地域交流センターほんのもりで開かれた。

 設立発起人を代表し、大田治雄久米島町長が「来年度は復帰50周年や町制20周年と大きなイベントが予定されている。顕彰事業の準備は早めに取り組んで、皆さんと一丸となって顕彰事業を成功させたい」とあいさつした。

 設立総会では設立趣意書や概算事業費、事業スケジュールなどが審議され、大田町長が期成会会長に選出された。

 顕彰事業は2カ年事業で行われ(1)大田昌秀氏の銅像建立(2)顕彰式典の開催(3)記念誌の発行―を予定している。町補助金を除き、残りについてはクラウドファンディングによる資金調達や町内外の事業所や団体へ寄付を呼び掛ける。式典の開催時期については来年に開催する予定。

 顕彰事業に関する問い合わせは大田昌秀先生顕彰事業期成会事務局(電話)098(987)7051。
 (中島徹也通信員)


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