デルタ株検査、沖縄県が縮小へ 置き換わり進み8割に


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 感染力が強い新型コロナウイルスの「デルタ株」への置き換わりが沖縄県内でも進み、県の最新の検査結果では検出割合が78・91%(疑い事例を含む)と8割に迫っている。デルタ株が初めて確認された6月24日の週は2%程度だったが、1カ月半で急速に置き換わった。県内で3月以降に広がった「N501Y」変異よりも広がるスピードは速い。県は県内での置き換わりが進んだと判断してデルタ株の検査を縮小し、急増するPCR検査に注力する方針だ。

 県内では、3月の1週目にN501Yが初確認された。N501Yが検査に占める割合は、4月の最終週に56・25%と5割を超えた。5月17日の週に7割に、24日の週に9割に達し、置き換わりまで約2カ月を要した。