制服選択制の明記54% ツーブロック「認める」55% 沖縄県立高校校則調査


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 県教育委員会は10日、県立高校(全日制課程)58校を対象に実施した、校則の見直しに関する調査の結果を発表した。性別に関係なくズボンやスカートなど制服を自由に選べる「制服選択制」について、「制服選択に関して校則などの内規に反映されている」が31校(54.4%)、「反映されていない」が26校(45.6%)だった。制服がない真和志高校は除く。

 「スカートやズボンなど制服の選択は可能か」と質問したところ、「生徒の判断で選択できる」が45校、「学校と相談のうえで選択できる」が12校だった。「制服を選択できない」と回答した学校はなかった。

 頭髪のツーブロックに関する質問については、「認めている」が32校(55.2%)、「禁止しているが、柔軟に対応している」が26校だった。

 県教育庁県立学校教育課担当者は「制服選択制を導入しているが、校則などの内規に反映していない学校がある。全校で制服選択に関する記述が内規に反映されるよう呼び掛けていきたい」と話した。

(イメージ写真)