沖縄知事、金メダル喜友名選手らに県民栄誉賞を検討 安室さん以来


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東京五輪の空手男子形で金メダルを獲得した喜友名諒選手

 沖縄県の玉城デニー知事は13日午前の定例記者会見で、東京五輪で活躍した県出身の出場選手に対し、県民栄誉賞の授与を検討すると発表した。受賞者は今後選考委員会を経て正式に決定するが、空手形で県勢初の金メダルを獲得した喜友名諒選手や、レスリングのグレコローマンスタイル77キロ級で銅メダルを獲得した屋比久翔平選手、野球金メダルの平良海馬選手らへの授与を検討する。

 記者会見で玉城知事は「県出身者からメダリストが生まれたことにより、沖縄全体が大きな喜びと感動に沸いた」と県出身メダリストの誕生を喜んだ。メダリスト以外にも、東京五輪に出場した県出身選手を表彰する考えも示した。24日から始まるパラリンピック出場選手に対しても「活躍を大いに期待したい。県民の皆様も、テレビやネットを通じて、ぜひ熱い声援を送っていただければと思う」とエールを送った。

 沖縄県の県民栄誉賞は、県民に明るい希望と活力を与える顕著な功績があった個人団体を表彰する制度。これまで6者が受賞している。五輪メダリストへの授与が決まると、2018年5月に安室奈美恵さんが受賞して以来となる。