24日開幕の東京パラリンピックに向け、聖火の種火をつける「採火」が13日、宜野湾市、豊見城市、北谷町、金武町で行われた。宜野湾市の普天満宮では、市身体障がい者福祉協会の結城和昭副理事長がトーチに火をともした。結城さんは「県出身選手の活躍と大会の成功を祈っている」とコメントした。
豊見城市総合公園陸上競技場では、市出身で聴覚障がい者のデフバレーボール女子日本代表候補の高良美樹さん(30)が、たいまつに火をともした。東京パラリンピックには聴覚障がい者の競技はないため、シッティングバレーや県出身で男子車いす陸上競技に出場する上与那原寛和選手に注目する。「悔いのないパフォーマンスをしてほしい」とエールを送った。
14市町で採火された火を集約し、開催地の東京に送り出す「集火・出立式」は14日に那覇市内で開かれる。