琉大で1回目のワクチン接種開始 学生や教職員対象 20日まで


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琉球大学で始まった職域接種でワクチン接種を受ける学生ら=12日、西原町の琉球大学

 新型コロナウイルスに対するワクチン接種で、琉球大学は12日、学生や教職員を対象とした職域接種(大学拠点接種)を開始した。20日までの9日間、1日当たり500人のペースで1回目の接種を進める。初日の12日、学生や教職員410人がモデルナ製ワクチンを接種した。

 琉球大の職域接種は学生と教職員、県内大学(沖縄国際大学、沖縄キリスト教学院大学・同短期大学、県立芸術大学)の学生で、ワクチン接種を希望する5千人が対象。琉球大学によると、11日時点で4725人が接種を申し込んだ。今後さらに増える見込み。学生だけの予約は3971人が申し込み、予約率は84%。

 6日に開催された県の専門家会議では、琉球大の職域接種の学生の予約は3割ほどとされていた。

 県立芸術大学4年の伊藤銀さん(23)は「副反応が怖いが、感染して症状が軽くなるならと思い、受けた」と話した。

 大学の担当者は「4大学の職員と協力し、予定通り接種が完了して良かった。明日以降も丁寧な対応をしながら接種を進めていきたい」と振り返った。