中部保健所、コロナ感染者への連絡にSMS活用 説明時間短縮へ沖縄セルラーが支援


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 沖縄県中部保健所は16日から、新型コロナウイルスの感染が確認された人への初回連絡を、携帯電話のショートメッセージ(SMS)で一括送信するシステムの運用を始める。同保健所から作業の負担を減らせないかと相談を受けた沖縄セルラー電話(那覇市、菅隆志社長)がシステムを構築し、無償で提供する。

 沖縄セルラーの構築した新システムは、SMSで陽性者の携帯電話へ一括送信する。メッセージに添付されたURLから、注意事項などが記載された県のホームページを確認できる。口頭で説明していた内容をネットで確認するため、電話の時間が短縮できる。職員、電話を受ける患者双方の負担を軽減できる。

 中部保健所からのSMSは「+12026014883」か、携帯電話の機種によっては「01012026014883」と表示される。県は「見慣れない番号だが、この番号は詐欺メールではないので確認してほしい」と呼び掛けた。