沖縄の緊急事態延長、県きょう対応協議 共同メッセージは月末まで


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緊急事態宣言延長について見解を述べる玉城デニー知事=16日、県庁

 政府が沖縄を含む新型コロナウイルスの緊急事態宣言地域に対し、今月末までだった期間を9月12日まで延長する方針を固めたことについて、玉城デニー沖縄県知事は16日、本紙などの取材に「どういう対策を打てるかというのを検討しないといけない」と述べ、17日に対策本部会議を開催して対応を検討するとした。沖縄は4月12日からまん延防止等重点措置地域に指定され、その後5月23日から宣言地域に追加指定された。9月12日まで延長されれば、宣言期間は計113日に上る。

 玉城知事は「もし延長するにしても、経済界とも話し合いをして詰めないといけない。学校をどうするのかという課題もある」と述べた。

 一方、県は16日、1日に市町村や経済界、医療界などと共同で出した「県緊急共同メッセージ」の期間を当初の15日までから今月末まで延長すると発表した。緊急共同メッセージは全ての県民に対し、(1)外でも家でも集まらず、出掛けない(2)他都道府県や離島との往来は帰省を含めてやめる(3)ワクチンを積極的に接種する―ことを求めている。