対馬丸犠牲者の生きた時代とは? 沖縄原風景展、記念館で開催 来月20日まで


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対馬丸記念館=那覇市若狭

 那覇市若狭の対馬丸記念館は、対馬丸で犠牲になった子どもたちが生活していた時代を知ってもらおうと特別展「沖縄原風景展」を開催している。神山清政が昭和初期の生活・風景を描いた絵画作品「やんばる古里風俗圖繪(ずえ)」を展示するほか、犠牲者が多かった那覇市や沖縄市の戦前の風景写真もある。きねや臼などの当時の生活道具も展示する。

 対馬丸記念館は「古い沖縄の人々や風景を通して、犠牲者に思いをはせてほしい」と来場を呼び掛けた。

 開催期間は9月20日まで。入館受付は午前9時から午後4時半。木曜は休館。