バスケパフォーマーのJJさんがギネス4冠 コロナ禍に「エンタメで勇気を」


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 米倉 外昭
四つのギネス記録認定証を前に、ピースサインの上でボールを回すJJさん=20日、那覇市内

 バスケットボールのドリブルやハンドリングの技を駆使したフリースタイルバスケで二つのギネス記録を持つパフォーマー、JJさん=那覇市=はこのほど、新たに二つのギネス記録を塗り替えた。新型コロナウイルスで暗いムードが漂う中、JJさんは「こんな時こそエンタメの力を」とメッセージを放つ。4冠達成に満足せず、年内に新たなギネス記録に挑戦するという。

 新たなギネス記録の一つは「回転を加えたボールを約16センチ以上、連続で投げ上げキャッチする回数」の更新を目指し、これまでの記録を3回上回る13回を達成した。もう一つの新記録は「三つのボールを同時に回転させた時間」の更新で、30・12秒を達成し世界で初めて30秒を超えた。

 今年5月23日に挑戦し、8月になってギネス記録に認定された。

 東日本大震災を東京で経験し、エンターテインメントが止まる状況を目の当たりにしたJJさんは「エンタメでつらいことを乗り越えたという人もいる。コロナでステージには立てないが、ギネス記録へのチャレンジを通して勇気を与えたい」と話した。

 コロナ禍が収束したら離島や北部の子どもにパフォーマンスを届ける活動を計画しており、近く資金を集めるためのクラウドファンディングを立ち上げるという。 (稲福政俊)