エイサーがない夏 音だけの道ジュネーで「雰囲気だけでも」 胡屋青年会


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演舞はせずに、軽トラックで地域を回ってエイサー節を流す胡屋青年会=22日、午後5時半すぎ

 【沖縄】旧盆で帰ってきた先祖をグソー(あの世)に送る「ウークイ」が県内各地で行われた22日、沖縄市の胡屋青年会は軽トラックで地域を回り、エイサー節を流した。

 コロナ禍のため演舞は控えたが「盆の雰囲気だけでも味わってほしい」と、昨年に引き続き音だけの道ジュネーを実施した。三線の音が響き渡ると、うれしそうに玄関のドアを開けたり、音を追いかけて外に出てきたりする住民の様子が見られた。

 例年は3日間にわたって約80人の青年会のメンバーが道ジュネーを行うが、感染防止のために3人で回った。見た目も楽しんでもらおうと、エイサーの衣装を着用し、トラックには大太鼓を積んだ。

 宮城大輝青年会長(23)は「とてもさみしいが、仕方ない。コロナが収まったらどこよりも派手で楽しいエイサーをお見せしたい」と笑った。