沖縄県の玉城デニー知事は27日の定例記者会見で、東京五輪で快挙を成し遂げたとして、空手形で県勢初の金メダルを獲得した喜友名諒選手、野球金メダルの平良海馬選手、レスリンググレコローマンスタイル77キロ級で銅メダルを獲得した屋比久翔平選手に県民栄誉賞を授与すると正式に発表した。
玉城知事は「3人の活躍は広く県民に希望と活力を与え、スポーツの振興にも多大な貢献をするものだ」とたたえた。表彰式の日程は選手の都合や新型コロナウイルス感染症の流行状況を踏まえて調整する。
そのほか、五輪で活躍した県出身・関係8選手に県スポーツ栄誉賞を授与すると説明した。空手形監督として喜友名選手に帯同した師匠の佐久本嗣男氏に県スポーツ指導者特別賞を授与する。
東京パラリンピックで県関係選手が活躍した場合についても「県民栄誉賞に向けた検討を進めたい」と述べた。