部活高2自殺、再調査へ 知事部局に第三者委員会設置を発表


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高校生自死事案の再調査へ向け、第三者調査委員会の設置を発表する玉城デニー知事=27日、県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は27日、県庁で定例会見を開き、部活動の顧問から執拗(しつよう)な叱責(しっせき)を受けた県立高校2年(当時)の男子生徒が自殺した問題を再調査する第三者調査委員会を県総務部総務私学課に設置すると発表した。

 これまで県教育委員会は学校への聞き取りや第三者からなる調査チームを立ち上げて調査結果を公表したが、遺族は納得していなかった。県議会は遺族の参考人招致を踏まえて、県教委から独立した第三者委員会の設置を求める決議を出していた。

 第三者調査委員会は弁護士や教育関係者、児童心理学関係者ら7人での構成を想定し、9月下旬から開催する予定だ。

 玉城知事は「このような事案を二度と繰り返さないために、ご遺族の要望や県議会における決議などを踏まえ、委員会を設置する。教委から出された報告書と、この第三者委員会から上がってくる報告書も含めて、今後の対応について参考にしたい」と話した。