PFASの汚染水放出で県が米領事館に抗議 部品落下も


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 沖縄県の溜政仁基地対策統括監は26日、在沖米海兵隊が有機フッ素化合物(PFAS)を含む汚染水を処理した上で公共下水道へ放出したことを受け、米軍機による部品落下などへの抗議で訪れた在沖米総領事館でも米軍の放出中止を求めた。

 取材に応じた溜統括監によると、対応したスーゼン・ダナサン領事部長は「米軍や本国に伝える」と述べるにとどめた。

 溜統括監は海兵隊の輸送機MV22オスプレイが部品を落とした事故や、強制性交等未遂の容疑で米軍属の男が逮捕された事件にも抗議して再発防止を求めた。もともとこの日に面談を予定していた。

 溜統括監はオスプレイの事故については「落下した部品が万が一、プロペラに接触していれば大惨事になっている可能性もあった」と指摘。安全管理の徹底と原因究明、飛行中止を要求した。