【石垣】沖縄県石垣市教育委員会の石垣安志教育長は25日、市教委で記者会見し、市立学校の2学期の始業を予定通り30日とする方針を改めて発表した。学びや児童・生徒の心身の健康を保障するため、感染予防策や家庭との連携を徹底して2学期を始めるという。
石垣教育長は「市教委は県の発表では把握しづらい、10代から10代未満の新型コロナウイルス陽性者の在籍学級、所属部活などを把握できている。児童・生徒の感染のほとんどが家庭内感染であり、大人が子どもたちに『絶対感染させない』という意識レベルを高めることが不可欠だ」と語った。
市教委は、風邪症状のある児童・生徒や教職員には自宅での休養を徹底させる。また同居家族に症状が出た場合も同様とする。八重山郡外へ移動した教職員や児童・生徒にはPCR検査などを実施し、結果報告を徹底させる。
児童・生徒に感染者が出た場合、兄弟姉妹を確認し、関係する幼小中高と情報共有を徹底する。県の緊急事態宣言期間中における部活動は停止する。
市教委によると、19日時点の市内の12~14歳の新型コロナワクチンの1回目の接種率は61・2%で、15~19歳の1回目接種率は60・5%だった。9月上旬には6割程度が2度目の接種を終えると見込んでいる。