【うるま】沖縄県うるま市高江洲で260年前からあったと伝えられるアカギの巨木が、7月下旬に接近した台風6号の影響で幹の途中から折れた。折れた部分を後日処分する。高江洲自治会の島袋敏子会長は「この地区をずっと見守ってくれていた木だ」と感謝した。
アカギは、高江洲小学校や中学校近くの拝所「ヨーナガーの殿」内に生えている。地域の高齢者も小さいころに、遊んだり休憩したりした場所でもある。
台風接近中、近くの住民が「ばりばり」と大きな音が鳴ったのを聞き、外を見ると、木が幹の途中から約15メートルの長さにわたり折れていたという。
自治会の島袋会長は「残念だが、木にも寿命はあるので仕方がない。これまで高江洲を見守ってくれてありがとう」と話した。