国際通り連合会、職域接種を実施 1300人予定 余剰分の一般受付も


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那覇市国際通り商店街振興組合連合会が実施した新型コロナウイルスのワクチン職域接種=29日、那覇市のホテルコレクティブ

 那覇市国際通り商店街振興組合連合会(真喜屋稔理事長)は29日、新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施した。30日までの2日間で会員や従業員、家族など1300人に接種する予定。ワクチンには約300人分の余裕があり、30日に接種できる一般向けの予約を受け付けている。

 ホテルコレクティブが会場を無償提供し、会員企業がボランティアで運営した。独自のワクチン予約サイトも開設して近隣の商店街にも接種を呼び掛けた。同連合会では7~8月、県の広域接種で約1400人が接種を済ませており、今回の人数を合わせると関係者をほぼ網羅できるという。

 娘が土産品店で働く女性(61)=中城村=は「村で接種の機会があったが、副反応が不安で受けなかった。感染者が増えてきたので受けに来た」と話す。村では予約が取れなかったという大学生の息子も同伴し「こんな機会があってありがたい」と喜んだ。

 30日の一般向け接種は「国際通り商店街」公式ホームページの予約サイトで、仮組合員番号「8000」、仮パスワード「password」を入力すると予約できる。

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