【一問一答】「スタートラインになった」銅二つ獲得のレジェンド・上与那原が語ったこと


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記者会見でポーズをとる陸上男子1500メートルで金メダルに輝いた佐藤友祈(右)と銅メダルの上与那原寛和=30日、東京都内(代表撮影)

 記者会見に臨んだ上与那原の一問一答は次の通り。

 ―パラリンピックを終え今の気持ちは。

 「銅メダルを二つ取ることができた。うれしい思いと(伊藤選手がクラス変更となり)ちょっと複雑な思いがあるけど、メダルを取れたことに感謝したい」

 ―今大会の意義は。

 「トラック種目では自分にとって初のメダルになった。そこは今後に向け、また一つのスタートラインになった。しっかり重みを受け止めていきたい」

 ―沖縄から応援している人も多くいた。地元への思いは。

 「守り神のシーサーが守ってくれて、取れたメダルだった。応援してくれる人も含め、みんなが一つになれた大会だった。感謝の気持ちを込めて、沖縄にメダルを持ち帰りたい」

 ―大会を終え、自身や家族へのご褒美は。

 「家族はいつも『何事もなく健康で帰ってきてくれたらいい』と言ってくれる。沖縄に帰り、自宅でみんなで話をしながら、おいしいものを食べたい」

 ―障がい者スポーツはなかなかやる場所が少ない。普及に向けた思いは。

 「各地域には必ずスポーツ協会がある。もし関心があれば、障がいを持ちながらスポーツをしている人が地域にいるかを確認してみてほしい。協会などでも体験会を開催し、そこに来てもらう。そういったことを一つ一つやっていくことが、大きな舞台に道が開くきっかけになると思う」