声に出さなくても…生理用品を無償配布 豊見城市、5カ所で「引換カード」活用


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無償配布の生理用ナプキンを受け取るための引換カード

 【豊見城】コロナ禍などで生理用品の購入が困難な女性を支援しようと、沖縄県豊見城市は23日から市役所など市内5カ所で生理用ナプキンの無償配布を始めている。配布は1人2回までで、在庫が無くなり次第終了。昼用(20個入り)が4パック、夜用(9個入り)が4パックで、計8パック(4カ月分)を1セットとして配布する。市は「安心して受け取りに来てください」と呼び掛けている。

 配布場所は市役所2階の社会福祉課と子育て支援課、根差部の真嘉部コミュニティセンター、保栄茂のわくわく児童館、平良の市社会福祉協議会。

 受け取り方法は各窓口に設置している「引換カード」を提示する。市ホームページに掲載されている同カードの画像をスマートフォンなどで示したり、本紙記事を持参し窓口で見せることも可能。市は受け取り希望者が声を出さなくても受け取れるよう配慮した。身分証明の提示や氏名、住所の記入なども必要ない。